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JOURNAL


不便さの中にある豊かさ
日進月歩で世の中はどんどん便利で快適になっていきますが、人々がどんどん幸せになっていっているかというとけしてそうではありません。よく大人になってから若い人に対して「昔は良かった」という人が少なくないように、人は案外ノスタルジックな生き物なのです。

Yuichiro Noguchi
2021年8月27日


照明がもたらす本当の価値
『陰翳礼讃』から100年近くが経ちますが、空間における照明の役割が単に明るく照らすだけの道具から抜け出せずにいるのは、”照明=明るく照らす道具”という価値観が変わらないままでいることに他なりません。

Yuichiro Noguchi
2021年8月20日


理想の暮らしとは
19世紀イギリスの社会思想家、芸術批評家でウィリアム・モリスに影響を与え、アーツ&クラフツ運動やその後の運動家の精神的支柱となったジョン・ラスキン。

Yuichiro Noguchi
2021年8月13日


本を読むことの大切さを改めて問う
少し前に読んだ雑誌「カーサ・ブルータス」で、建築家・安藤忠雄氏の特集記事の中に”人生と本”という節があります。その中で「本を読むことの大切さ」と「自身が本を読んでこなかった人生への後悔」の旨が書かれていました。

Yuichiro Noguchi
2021年8月6日


50代の暮らしと住まい
退職後のシニア世代にとっては普段から外出する機会や社会との接点が少なく、家の中にいる時間が必然的に多くなります。そのようなシニア世代にとって、インテリアの質や四季や自然を感じる「居心地のよい住まい」に暮らすことはとても大きな意味を持ちます。

Yuichiro Noguchi
2021年7月30日


ファッションとインテリアの密接な関係
ファッションとインテリアはその人の外見と内面を表すものとして密接な関係にあります。
しかし、人は中身が大切といいながらも外見の方へ意識もお金もかける人の方が多いのも事実です。

Yuichiro Noguchi
2021年7月23日


美しい住まいには美しい”壁”がある
家づくりにこだわるなら、自分や家族にとって「心地よい」や「おしゃれ」が詰まった部屋にしたいもの。そのような洗練された居心地のよい空間づくりには欠かせないのが、「フォーカルポイント」です。

Yuichiro Noguchi
2021年7月16日


理想をかたちにするリノベーション
住み手のライフスタイルを反映させ、既存空間以上の価値を与えるリノベーション。築年数の経った住宅で快適な暮らしをかなえるためには、既存建物の状態を確認した上で最適なプランニングを行い、住まいの質を高めることが重要です。

Yuichiro Noguchi
2021年7月9日


今だからこそ本屋で本を買おう
欲しいものがAmazonとお気に入りのショップの両方に売ってあったとして、少し面倒でもお気に入りのショップに買いに行く方がワクワクするのではないでしょうか。

Yuichiro Noguchi
2021年7月2日


灯りの本質
住まいおける照明の役割は、前述のホテルやレストラン以上に大きな意味を持ちます。日々の暮らしの中で疲れた体や脳を休ませ、心から安らげる空間が住まいです。
オフィスや学校のように蛍光灯の強い光で照らされた空間では、体や脳も休まることが出来ません。

Yuichiro Noguchi
2021年6月25日


夜には夜の灯りを愉しむ
自宅で過ごす夜の時間には、蛍光灯から放たれる昼間のような光ではなく、夕暮れのオレンジ色から薄暗い仄かな蝋燭の灯りへ移ろうような、より自然な環境に近づけることに意味があるのです。

Yuichiro Noguchi
2021年6月18日


大人のためのリノベーション
歳をとると若い頃に戻りたいと思う人も少なくないと思いますし、家もモノの新しい方が良いと考える人も多いでしょう。しかし、モノの見方や考え方を変えるだけで、古いものや歳をとることも案外悪くないものだと気づくことが出来るのではないでしょうか。

Yuichiro Noguchi
2021年6月11日


アドルフ・ロース
モダニズム建築の先駆者のひとりとして活躍し、「装飾は罪悪である」というセンセーショナルな言葉を生んだアドルフ・ロース。1870年に現在のチェコに生まれ、23歳(1893年)の時にアメリカに渡り、その後にウィーン、パリを中心に活動した建築家です。

Yuichiro Noguchi
2021年6月4日


見たいものに光りをあてる
私たちが何気なく使っている電気(照明)ですが、それを見直すことが日々の生活を一変することにもつながります。
灯りは見たいものに光りをあてると同時に、空間のノイズを消してくれます。蝋燭の灯りのもとで味わうディナーは特別な時間を過ごさせてくれることでしょう。

Yuichiro Noguchi
2021年5月29日


照明をデザインで選ばない
照明は住まいには欠かせないもの。
名作照明といわれるものの多くは、その美しい造形からオブジェとしての存在感も抜群です。
しかし、すべての照明には本来、「何かを照らす」という明確な目的があります。

Yuichiro Noguchi
2021年5月21日


ありあまる富
「陰翳礼讃」「適光適所」「多灯分散」... 照明デザインを学ぶと必ず出てくる言葉。照明デザインとは一般にも業界的にもまだまだ馴染みのない分野です。

Yuichiro Noguchi
2021年5月15日


陰影をデザインする
照明は明るく照らすだけのものではありません。
見せたいものに光を当てると同時に、見せたくないものを隠すこともできるのです。
演劇やコンサートでは開演と共に、場内の照明が消え、舞台にスポットライトが当たります。それによって観客が自然と舞台に集中できるようになるのですが、もし客席の照明がついたままだったらどうでしょうか。
上質なホテルや飲食店も同様に照明を上手に使うことで、食事を始めとするさまざまな所作の質を高めています。

Yuichiro Noguchi
2021年5月8日


インテリアも「モノ」から「コト」へ
オードリー・ヘップバーンの言葉で、「何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。」とあるように、住まいにも便利や機能、見た目といった「物の豊かさ」よりも「心の豊かさ」の方が重要です。

Yuichiro Noguchi
2021年5月1日


住まいが人をつくる
家は住み手の人生や人柄を語るもの
「その人の周りにあるものが、その人をつくる」オランダ人デザインーのマルセル・ワンダースの言葉にもあるように、住まいは衣服以上に人に影響を与えるものです。

Yuichiro Noguchi
2021年4月24日


『大豆田とわ子と三人の元夫』
コロナ禍の中で様々なメディアで建築や家具、インテリアが盛んに取り上げられ、住まいへの関心が高まっています。先週火曜日から放送がスタートした新ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』では、様々なシーンの照明の使い方がこれまでとは一線を画していました。

Yuichiro Noguchi
2021年4月17日


脱・白い壁のススメ
松田龍平が演じる「田中八作」の自宅は、ミッドセンチュリーを彷彿とさせる突板と濃いブルーの壁紙に囲まれた部屋。照明はルイスポールセンのPH80フロアランプを始め、ベッドサイドのテーブルランプなど、天井から煌々とした灯りではない空間は、まさに”心地よい灯りのある暮らし”を再現している

Yuichiro Noguchi
2021年4月14日


照明の色温度について
家づくりをされたことがある方なら、みなさん打ち合わせの中で照明の色について聞かれたことがあると思います。最近の新築住宅の場合は、LDKやリビング・居室は温白色、廊下・洗面脱衣・トイレは電球色といった提案されることが多いのではないでしょうか。

Yuichiro Noguchi
2021年4月10日


自分らしい暮らしを愉しむ
海外のインテリアはどれも個性的で魅力的。
そこには住む人のこだわりや趣きが感じられ、ファッションと同じように人となりが垣間見れます。

Yuichiro Noguchi
2021年4月6日


陰翳礼讃
仄かな灯りの元でこそ、日本の伝統的な美意識である”侘び寂び”を感じる。情景を光や陰影と重ね合わせながら淡々と綴る、昭和8年に雑誌『経済往来』に連載された谷崎潤一郎氏による随筆。

Yuichiro Noguchi
2021年4月3日
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