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幸せな食事すること

更新日:2021年2月22日

以前、外回りの営業職をやっていた友人と昼食をともにした時のことです。

友人から「ランチなんて所詮エサだから何でも良い」といわれたことを覚えています。

もう十数年も前のことですが、その言葉がとても印象的だったので、今でもお昼時になると時々思い出します。

本人は「外回りの合間に一人で食べる昼食なので何でも良い」といった趣旨だったので、ある意味ではビジネスマンとして合理的な考え方だし、生きるために食うといっただけでいえば、その通りだと思います。


しかし、食事をするといった行為や場面は人の感情や感性を刺激します。美味しい食事に感動したり、素敵なレストランで心地よい時間を過ごしたり、大切なひとや友人と過ごす時間など...何気ない食事でも素敵なシチュエーションで体験した時間はかけがえのないものです。


私たちは日々の暮らしや出来事の中で、ちょっとした変化や気づきを見出し感動します。穏やかな太陽の恵みに季節を感じたり、庭の花壇に可愛らしい花を見つければ、心の中に広がる喜びをかみしめることができます。毎日が様々な興味深い変化に富むことが、人生を豊かにし充実した日々を送ることができるようになります。


人は生涯に数え切れないほどの食事をします。多くの人が一日に三度の食事をすると思いますが、その三度の食事がどれも素晴らしいシチュエーションだったとしたら、その人の人生はとても素晴らしいものになるではないでしょうか。もちろん全ての食事をそのようなシチュエーションにすることは無理かもしれませんが、そのことを少し意識するだけでも、その分だけ豊かな時間をより過ごせるようなると思います。


今まで食事に手軽や便利だけを求めていたとしたら、これからは「幸せな食事すること」を少しだけ意識してみることで、これまでと違った人生が送れるようになるのかもしれません。



CHAROTTE PERRIAND

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