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名作家具と暮らす

更新日:2023年4月7日

世の中は沢山のモノで溢れています。


その沢山のモノの中から後に名作と呼ばれ、数十年以上に亘って人々に愛用されるモノがあり、中でも家具には、そのような名作と呼ばれるものが数多くあります。


第二次世界大戦後のミッドセンチュリー期に生まれた家具は特に名作と呼ばれるものが多く、アメリカのチャールズ&レイ・イームズを始め、ジョージ・ネルソン、デンマークのハンズ・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセン、少し前の時代にまで遡ると、フランスのシャルロット・ペリアンやジャン・プルーヴェ、デンマークのポール・ヘニングセンなど...現在でも有名なデザイナーがたくさん輩出された時代で、その作品の多くが現在まで製造され続けたり復刻されるなど、未だに世界中の人々に愛用され続けています。


日本では家具は消耗品といった感覚が少し強いような気もしますが、マルニ木工や天童木工のような歴史あるメーカーを始めとする企業の家具は、作りやデザインも素晴らしく、長く使うのに申し分のないものも数多くあります。


家具は他のものと比べると耐用年数が長いものが多く、欧米においては家具を子や孫の代まで受け継がれていくといった文化も根付いています。


修理しながら次の世代へ家具を受け継ぐことは大事なことです。無駄な資源を消費せずに済みますし、家具を長く使うことは結果的にCO₂排出量を抑えることにも繋がります。


人から人へと受け継がれ、大切に使われ続ける家具には、少しくらい傷があったり、多少使いにくかったりしても、それも含めて愛着が湧いたりするものです。


良質な本物の家具は決して安いというわけではありませんが、そのような家具は時代を超えて受け継がれていくもの。また、前述のデザイナーらが生み出したオリジナルの家具は、単なる家具にとどまらない歴史的な価値があるものも少なくありません。


「名作家具と暮らす」ということは、まさにそのようなものを所有し、共に暮らすということに他ならないのです。


もちろん、インテリアにも流行があり、家具も流行り廃りがあります。しかし、名作と呼ばれる照明や家具の多くは、いつの時代でも流行に流されずに一定の人気があります。


それらの多くは単に流行のデザインを取り入れたものではなく、その時の時代背景から必然的に生まれたデザインであることが特徴です。当時としてはどれも画期的なデザインのものだったのではないでしょうか。後に模倣品のようなものが多く現れるのも分かる気がします。


故にそれらの照明や家具はいつの時代にも色褪せることなく、いつまでも世界中の人々を魅了するのでしょう。



LIVING WITH LIGHTS | 美しい灯りと暮らす

IN THE LIGHT Lighting Design & Interiors 861-8001 熊本県熊本市北区武蔵ヶ丘1丁目15-16




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