• Yuichiro Noguchi

夜は暗い方がいい

更新日:11月20日

 私たちの体は太陽と共に生きていくように出来ている。


 しかし、現代社会では朝日ではなく目覚まし時計のアラーム音で目覚め、朝日を見る前に地下鉄で通勤して昼間でも屋内に篭って仕事や勉強をしたり、夜になると睡眠時間を削ってでもテレビやSNS・動画配信サービスを見ています。


 1879年にトーマス・エジソンが電球を発明したことによって、私たちは深夜まで仕事や勉強、遊びやスポーツを楽しんだり、いつでもどこでも自分他たちがやりたいことを昼夜問わずに出来るのです。

 とても便利な現代社会ですが、太陽の光は私たちの生活に欠かせないものであり、人の体や精神にとても大きな影響を及ぼしています。


 早朝まだ暗いうちに出掛けて帰宅は深夜、家は帰って寝るだけの場所。日本ではそのような人も少なくないでしょう。


 睡眠時間が短いことを自慢したりする人がいますが、睡眠不足が続くと集中力や注意力が低下し、仕事や勉強の効率も下がり、慢性的な睡眠不足は免疫力低下や生活習慣病にも繋がります。


 太陽の光に含まれるブルーライトは人の脳を覚醒させる作用があるのですが、朝日を浴びなければ脳がまだ眠ったまま活動を始めることになります。

 反面、深夜まで蛍光灯やパソコン、スマートフォンなどのブルーライトを浴び続けることは長時間にわたって脳を覚醒させていることにもなるのです。


 私たちはオフィスや工場で稼働するコンピュータやロボットではありませんし、仕事や経済のために生きているわけでもないのです。


 昼間に外で明るい太陽に光をいっぱいに浴びて、夜には仄かな灯りのもとでゆっくりとした時間を過ごす。このような太古からのごく当たり前の生活は、私たちが考えているよりもずっと大切です。


 そのようなライフスタイルにおいて住まいはもっとも重要といって良いでしょう。良い眠りにつくためには前段階の環境から考える必要があります。


 家ではテレビやゲームといった刺激を求めるよりも、心身がリラックスできるような環境づくりを優先し、インテリアは温もりのある自然素材や落ち着いた色使いのものが理想的です。照明は光源が直接目に入らない間接照明を中心とした温かみのあるライティングにして、リラックスできる音楽や会話といった比較的静かな環境を意識したり、アロマによるによる嗅覚作用なども効果的です。

 入浴も就寝の1時間ほど前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、副交感神経が働き心身がリラックスし、血行も良くなり質の良い睡眠につながります。


 現代社会はあらゆる情報のシャワーを絶えず浴び続ける環境にあり、それによる刺激とストレスは想像以上です。ゆえに住まいはそれらを癒す場所として心身ともにリラックスできる環境を整えることがますます大切になっていくことでしょう。


 太陽と共に暮らす規則正しい生活よりも便利さを優先した結果、私たちの体内時計は143年前からずっと狂いっぱなしなのです。


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