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アメリカ人アーティスト、アンディ・ウォーホルが、1960年代にスクリーン上で行った実験の謎を解明する決定的な一冊。短いものから長いものまで、無音のものから音の出るものまで、脚本にもとづくものから即興の撮り下ろしまで、何百もの映画やビデオ作品を制作。このカタログ・レゾネは、2006年に出版された『アンディ・ウォーホルのスクリーンテスト』の第2巻と位置付けるべき出版物で、1963年から1965年に制作された作品を中心に構成されています。各作品の詳細な情報に加えて、ウォーホルが影響を受けたもの、素材、作業方法、技術革新、撮影した人々との関わりまでが掲載されています。ウォーホルのダイナミックで創造的なアプローチは映画製作というジャンルを再定義し、観客を惹きつけ、好意的に受け止められると同時に辛辣な批判も受けました。1970年、彼は自分の作品を14年間封印し一般公開や流通から遠ざけました。その間、評論家や観客は、伝聞や口述、批評などでしか作品の情報を得ることができませんでした。それ以来、作品の研究、保存、カタログ化が進められました。過去のアーカイブや展覧会の成果を踏まえて新たに編まれた本書は、ウォーホルが行った過激な映画の実験と、アーティストが映画というメディアを使うことの真の意味を明らかにしています。

 

hardcover
512 pages
229 x 279 mm
color, black and white
2021

published by WHITNEY MUSEUM OF AMERICAN ART

published by YALE UNIVERSITY PRESS

The Films of Andy Warhol Catalogue Raisonne 1963-1965

¥16,500価格
消費税込み |
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