Martin Margiela - Margiela, the Hermès years

ベルギー出身のファッションデザイナー、マルタン・マルジェラが、1997〜2003年にフランスの高級メゾン「エルメス」のウィメンズ・クリエイティブ・ディレクターを務めた、マルジェラ期にフォーカスした展覧会『MARGIELA, THE HERMÈS YEARS』。展覧会は、2017〜2019年にかけて、ベルギー・アントワープ、フランス・パリ、スウェーデン・ストックホルムで開催され、展覧会に併せて刊行された当時のカタログには、マルジェラが手がけたコレクションやイメージフォト、ドローイングなどが収録。

マルジェラが最も懇意にするコラボレーターたちへのインタビューや、ドレス史・テキスタイル史を専門とするレベッカ・アーノルド、「モード美術館」のキュレーターであるカアト・ダボ、ファッションジャーナリストのサラ・モワーらの寄稿による広範なエッセイ、そしてジャーナリストでありファッション評論家のスージー・メンケスによる序文を通じて、この20世紀から21世紀のファッションにおける重要な時期が呼び起こされる。
 
本書では、「メゾン・マルタン・マルジェラ」のアーカイブからの未公開資料、「エルメス」が顧客向けに刊行する季刊誌『ル・モンド・エルメス』から取り上げた数多くの印象的で絶妙に洗練された数多の画像、そして新たに加わった、写真資料によって、作家がエルメスの為に制作した至高のワードローブの物語を織りなしており、全てのファッショニスタにとって必携の一冊です。2018年に初版が刊行され、本書は2024年に再刷されたものです。
 
hardcover
280 pages
240 x 300 mm
color, black and white
2024 (2018)
published by LANNOO