Called Home - Larry Clark

製作総指揮にガス・ヴァン・サント、当時19歳のハーモニー・コリンが脚本を担当し、ラリー・クラークにとって映画監督デビュー作となった1995年の映画『KIDS／キッズ』は、ニューヨークで1日中、スケートボード、パーティ、セックス、ドラッグに明け暮れるティーンエイジャーたちのリアルな姿を描いた。本書は、ラリー・クラークがこの映画の監督を務めていた1992年から1995年に撮影した写真のアーカイブから作られた一冊。
 
ラリー・クラークはロウアー・マンハッタンの「ワシントン・スクエア・パーク」でスケーターたちと何年も一緒に過ごし、そこでハーモニー・コリンら、演技経験の有無にかかわらずキャスティングされた多くの俳優たちと出会い、彼らはのちに、スケートボード、アート、ファッション、アンダーグラウンド・カルチャーの未来を形作ることに。ジャスティン・ピアース、ハロルド・ハンター、クロエ・セヴィニー、レオ・フィッツパトリック、ジェフ・パン、キース・ハフナゲル、ハビエル・ヌニェス 、今でも街にこだまするようなエネルギーを体現した面々がキャリアをスタートさせた瞬間がそこには写る。

あれから数十年が過ぎても、この時代の精神は残る。人々、街並み、振る舞い......そのすべてがニューヨークと世界のカルチャーに歴史を刻んだ。この本を、今日ここにいない人々の愛すべき思い出に込めて。
 
softcover
115 pages
140 x 215 mm
color
2025
published by LIVING PROOF