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執筆者の写真ノグチユウイチロウ

インテリアも「モノ」から「コト」へ

私はよく「何をする仕事ですか?」と聞かれることが多いのですが、実は自分でも何と答えたら良いのか困ることがあります。


通りに面したガラス張りのショールームには、沢山の照明とヴィンテージ家具が置いてあるが、表には〇〇屋といった看板や肩書きもなく、値札などもないので、お店かどうかすら分からないといった感じです。


私たちは日常的に人を外見や身の回りのもの、車や住まいなど、その人の周りのものを見て、人となりを判断することが多い気がします。


それが故に、必要以上に着飾ったり、高価なものを身につけたり、案外、身の丈に合っていないものを所有したりもします。


外出する時は皆、それなりの格好をして出かけますが、自宅ではすっぴん、ボサボサ頭、ジャージ姿だったり、下着はユニクロだったり、見えない部分は案外、適当な人が多いはず。


自宅に人が来るとなると急に片付けを始めたりするのも、来客をもてなすためというよりも、自分をよく見せたいからといった面が強いのかも知れません。


「人からよく見られたい」、「よく見せたい」という感情は、人としてごく当たり前のものですが、どんなに見栄えが良くても中身が空っぽでは意味がないでしょう。


建築で例えると、外観は斬新で恰好よいけど、間取りや内部は普通だったり、意外と使い勝手が悪かったり... 


インテリアとは、その名の通り「家の中」を意味します。


かつては「いかに衣食住を確保できるか」が豊かさの指標とされ、衣食住に恵まれた生活が幸せに直結していました。しかし、現在では着るもの、食べるもの、生活するもの、全てが十分豊富にあり、何の不自由なく暮らせます。


しかし、物質的に満たされているだけでは、人は幸せを感じられません。


オードリー・ヘップバーンの言葉で、「何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。」とあるように、住まいにも便利や機能、見た目といった「物の豊かさ」よりも「心の豊かさ」の方が重要です。


大人になって歳を重ねても魅力のある人というのは、内面から輝く美しさを持っています。

住まいも同様に、家は住まい手の内面を表します。


『建物が人をつくる』という言葉があるように、家がそこに暮らす人をつくります。


本当の理想のインテリアとは、「好きなモノに囲まれた暮らし」ではなく、「どのように暮らし過ごしていくことか」を考えた住まいをつくることに他なりません。


照明とは面白いもので、高価なシャンデリアであっても、安価な電球であったとしても『灯り』の本質は変わりません。


『灯り』、それ自体には目に見えるような形がなく、壁などのモノに光があたって、はじめて人の目に写ります。『灯り』が闇の空間に彩りや情景を生み出し、美しく、心地のよい灯りは、ただそこにあるだけで人々を魅了し、心を安らげてくれます。


私たちは、そのような美しく、心地のよい灯りを取り入れた空間をデザインを通じて、人々の心に潤い、癒し、くつろぎ、といった「心の豊かさ」をもたらしてくれる暮らしのお手伝いをしています。



 

”灯りを愉しむ”をテーマに、「照明から考える家づくり」というこれまでにないアプローチで、美しく、心地よい住まいのご提案をいたします。


熊本・福岡を中心に照明、家具を含むインテリアの設計・施工から、戸建・マンションのリフォーム・リノベーションまで幅広くを承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

《IN THE LIGHT Lighting Design & Interiors》

〒861-8001 熊本県熊本市北区武蔵ヶ丘1-15-16

https://www.inthelightinteriors.com/










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