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COLUMN


マンションリノベーションの資産価値
マンションリノベーションが、必ずしも資産価値を上げるわけではありません。適切なリノベーションは資産価値を維持・向上させる可能性がありますが、住人の趣味や個性が色濃く反映されたリノベーションや、安っぽい素材や設備のリノベーションは、逆に資産価値を下げる可能性があります。
6月24日


ヴィンテージマンションに暮らす
近年ではマンションでも、東京都内の高級住宅街を中心にヴィンテージマンションと呼ばれるものがいくつかあります。高級マンション創生期の代表作・川口アパートメント(1964年)を始めとする、代官山マンション(1971年)、広尾ガーデンヒルズ(1987年)など、数多くの著名人らが居を構え、竣工から数十年以上を経た現在でも高い人気を博しています。アメリカでは、I’M OKのラリー・シェーファー氏が、カリフォルニアのミッド・センチュリー期の建築家ルドルフ・シンドラーの住宅(1935年)を、VISVIMの中村ヒロキ氏は、建築家リチャード・ノイトラによって、1960年代に建てられた住宅を復元するプロジェクトを立ち上げるなど、著名な建築家の住宅を後世に残そうとする人たちもいて、日本でも解体寸前だった吉阪隆正氏の設計した住宅《ヴィラ・クゥクゥ》(1957年)を、鈴木京香さんが継承しています。
6月15日


「自分らしく生きる」ために感性を磨く方法
そもそも何のために働くか、きちんと考えたことがあるだろうか。働くのが当たり前だからといって、何も考えずに働いてはいないだろうか。働くことの意味や、何のために働くのか。そのことが分かってなければ、どんな仕事を選んだら良いかも、どんな仕事が自分に合っているのかも分からないのではないか。そのためには、まず自分というものを知る必要があるのではないか。
自分は、何が好きで、何が嫌いか
自分は、何が得意で、何が苦手か
6月9日


ピエール・ブルデューの文化資本論
文化資本は、「お金以外の豊かな人生を送るために必要なものや能力」と定義することができ、文化芸術の素養やテーブルマナー、言葉遣い、余暇の過ごし方など、これらを文化的な資本として捉えた概念で、「豊かな人生」とは経済的なものだけでなく、健康や人間関係の充実も含まれ、モノ、価値、行動様式がそれにあたる。例えば同じ年収帯の家族がいて、同じ予算で夕食へ行くとして、ある家族は焼肉食べ放題を選び、一方の家族はイタリアンレストランを選ぶ。つまり、食事というものをどのように捉えているか、お腹いっぱいになるのが目的か、良質なものを適量食べて感動することが目的か、というように判断の根底で影響を与えるのが文化資本である。
5月18日


マクドナルド化するスターバックス
1993年、アメリカの社会学者ジョージ・リッツァ氏が著書『マクドナルド化する社会』にて、マクドナルドの経営理念とそれを象徴する合理化が現代社会のあらゆる場所に浸透していることを指摘し、それを「マクドナルド化」と名づけました。
3月10日


いい飲食店の条件とは
いいお店とは、ただお腹を満たすためだけの場所ではなく、店の雰囲気を始め、そこで働く人や集まる人も含めて、食を通じて新たなカルチャーが生まれる場所。
1月23日


「シンプル」と「ミニマル」は全く違う
さまざまなジャンルで「ミニマル」を代表するブランドやアーティストに共通するのは、いずれも一見シンプルに見えるものの、それはその人の思想や哲学、造形へのこだわりから生まれた結果であり、決して単純なものではありません。どちらかといえば「シンプル(=簡素・単純)」とは真逆のアプローチか
2024年12月28日


なぜエシカルな服は高いのか?
世界の繊維市場の52%を占めるポリエステルは耐久性に優れ、メーカーにとって費用対効果が高い反面、生分解しないという大きな欠点があり、廃棄されたポリエステルの衣服は何十年、何百年と埋立地に残り続けます。
2024年12月1日


リノベーションするなら物件探しから
最近は多少古くても手頃な価格で購入できる中古マンションの需要が増えていて、その中でも中古を買ってリノベーションという選択肢が一つのトレンドになっています。但し、リノベするからといって安易に安い中古マンションを選ぶと後々後悔することにもなりかねません。
2024年11月2日


クワイエット・ラグジュアリー
「クワイエット・ラグジュアリー」とは、英語で「Quiet(静かな、控えめな)」+「Luxury(高級、贅沢)」と表記されるように、文字通り「静かな」「控えめな」ラグジュアリースタイルのこと。
一目でハイブランドだと分かるようなロゴやモチーフのない上質で落ち着いたデザイン。
2024年10月1日


ハンナ・アーレント
ハンナ・アーレント(1906-1975)は、ドイツ出身の政治哲学者で思想家で、第二次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人の女性です。代表作『全体主機の起源』(1951)で、ナチズムとスターリニズムなど全体主義の本質と危険性について明らかにし
2024年9月1日


賢いお金の使い方
世の中にはお金の使い方が上手な人と下手な人がい流と思いますが、単純にお金持ちだから上手、貧乏だから下手というわけではないようです。お金があっても散財すればなくなってしまうように、お金持ちだろう貧乏だろうと、収入よりもたくさん使えば足りなくなるのは当たり前。
2024年8月23日


北欧に学ぶ心地よい家づくり
北欧デザインは、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなどの北欧諸国から発信されるデザインで、1930年代に、コーア・クリント、アルヴァ・アアルト、アルネ・ヤコブセンに代表されるデザイナーや建築家たちによって生み出されました。
2024年8月13日


センスはお金では買えない
ヨーロッパの富裕層の多くは、流行のファッションや人気の高級車といった話にはほとんど関心がなく、自分の年齢とライフステージに合わせた落ち着いたファッションを好み、普段の食事も意外なほど質素です。
2024年7月13日


安い方がイイは損をする
今ではどこにでもある普通のプラスチック製の椅子として知られるシェルチェアは、1950年代にチャールズ&レイ・イームズが、第二次世界大戦中に開発された成型技術を採用して、クラシックなシェルチェアのシンプルで優雅なフォルムを生み出しました。
2024年6月18日


その人の周りにあるものが、その人をつくる
「その人の周りにあるものが、その人をつくる」これは、オランダ人デザイナーのマルセル・ワンダースの言葉ですが、人はどのような環境で育ったかによって、その人の人生が決定するといっても過言ではありません。
2024年6月9日


子供部屋はない方がよい理由
子供にとって家庭は最も小さな社会といえます。親はもちろんですが、兄弟姉妹、祖父祖母や親戚たち。それらは自分以外の人と接する最初の機会です。昔の人は一軒の家におじいちゃん、おばあちゃんから両親、7人兄弟なんていうのも珍しくありません。
2024年6月2日


目に見えないデザイン
心地よいカフェやオシャレなレストラン、格好いい洋服屋さんなど、独特の雰囲気をまとった場所には共通するものがあります。
2024年5月19日


Less is more
「檐のきを深くし、壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に押し込め、無用の室内装飾を剥ぎ取ってみたい。それも軒並みとは云わない、一軒ぐらいそう云う家があってもよかろう。まあどう云う工合になるか、試しに電燈を消してみることだ。」昭和初期に書かれた谷崎潤一郎氏の随筆「陰翳礼讃」の一節。...
2023年11月2日


幸福度No.1フィンランドに学ぶ「無理せず自分らしく生きる方法」
国連の世界幸福度調査(2023年)で6年連続の1位のフィンランド。人口約550万人の北欧の小国フィンランドは、人権と平等、ウェルビーイングを国の基本に据えていて、小学校から大学まで教育が無償となっており、特に社会と教育における格差を嫌うことが特徴です。
2023年9月13日
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